窓サッシの雨漏り|四隅のコーキング切れと水抜き穴を塞いではいけない理由

株式会社House Designは、藤沢市・茅ヶ崎市で雨漏り修理を専門とする工務店です。この記事では窓サッシの雨漏りとコーキングの関係を解説します。
窓サッシの雨漏りは、サッシ本体ではなく、外壁との境目にある四隅のコーキング切れから始まる例が大半です。
室内側のサインは、窓枠の下の壁紙の浮き、サッシの角の黒カビ、雨の日だけ窓台が湿ることです。修理はコーキング打ち替えなら数万円、サッシ交換を伴うと10万円を超えます。
- 原因は四隅のコーキング切れ・防水テープの施工不良・水抜き穴を塞いだことの3つ
- 水抜き穴は塞がずに掃除する。塞ぐと下枠の水が室内側へ逆流する
- 修理はコーキング打ち替えなら数万〜10万円、サッシ交換を伴うと10万〜15万円が目安
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窓サッシから雨漏りする仕組み|水を止めているのは四隅の防水テープとコーキング
窓サッシから雨漏りするのは、外壁に開けた開口部の防水を、サッシ四隅の防水テープと外壁との取り合いのコーキングだけで担っているからです。この2つのどちらかが切れると、水は外壁の内側を伝って室内に出ます。
サッシとは、ガラスをはめる窓枠のことです。外壁側にはサッシフィンと呼ばれる薄いツバがあり、ここに防水テープを貼って外壁内側の防水紙と密着させます。コーキング(シーリング)とは、部材の継ぎ目を埋めるゴム状の材料で、外壁材とサッシの境目に充填します。
防水テープの貼り方は、保険の設計施工基準で決まっています。住宅瑕疵担保責任保険法人の設計施工基準(2025年版)は、「外壁開口部の周囲(サッシ、その他の壁貫通口等の周囲)は、防水テープを用い防水紙を密着させる」と定めています。
雨漏りの原因は屋根以外が大半です。国土交通省の検討会資料(2019年)では、新築住宅の瑕疵保険事故のうち雨水の浸入が5,427件、93%を占めます。国総研(国土技術政策総合研究所、2017年)は、浸入しやすい部位に外壁・窓まわり・バルコニー・屋根と取り合い部を挙げています。
住宅専門紙の集計では、雨漏り事故の部位は外壁開口部が29.6%で最も多い結果です。外壁面26.2%、屋根約20%が続きます(Housing Tribune Online、2026年)。外壁開口部とは、窓・玄関ドア・換気口など外壁に開けた穴の総称で、その大半が窓サッシです。

窓の雨漏り原因トップ3|四隅のコーキング切れ・防水テープの施工不良・水抜き穴を塞いだ
窓の雨漏り原因は、四隅のコーキング切れ、防水テープの施工不良、水抜き穴を塞いだことの3つです。1つ目は経年劣化、2つ目は新築時の施工、3つ目は後からの手入れに由来するため、築年数と修繕歴で疑う順番が変わります。
原因1. 窓の四隅のコーキング切れ(築7年以上で最も多い)
サッシと外壁の境目のコーキングは、紫外線と温度変化で硬くなり、やがて切れます。耐用年数は5〜10年とされています(athome、2026年/ミツモア、2025年)。
切れるのは四隅からです。窓の四隅は縦目地と横目地が交わり、サッシの熱による伸び縮みが集中します。横殴りの雨は切れ目から押し込まれ、サッシの下を伝って窓台に出ます。
外から見えるサインは、コーキングのやせ・ひび・外壁との境目のすき間です。爪が引っかかる切れ目があれば、水はそこから入ります。当社の現場でも、南面と西面の窓で切れが早い傾向です。
原因2. 防水テープの施工不良(築10年以内でも起きる)
防水テープは、サッシフィンの四隅で重ね順を間違えたり、圧着が足りなかったりすると、新築時から水の通り道になります。
住宅専門紙は、防水テープの圧着不足について「手でさっと表面をなぞるだけで終わらせてしまうと、見た目は貼れているように見えても、実際にはミクロの隙間が残ってしまう」と指摘しています(Housing Tribune Online、2026年)。
国総研の劣化対策ガイドライン(2017年)は、窓まわりに浸入した水から窓台を守るため、サッシの取り付けより先に窓台へ防水シートを張る「先張り防水シート」を示しています。
原因3. 水抜き穴を塞いだ(塗装・DIYの後に起きる)
サッシの下枠には、入った水を外へ出す水抜き穴があります。ここを外壁塗装の際のコーキングや、虫よけのパテで塞ぐと、下枠にたまった水の出口がなくなり、室内側へあふれます。
雨漏りが「塗装のあと」「網戸を直したあと」に始まったなら、この原因を疑います。
サッシの水抜き穴を塞いではいけない理由|メーカーの公式説明
サッシの水抜き穴を塞いではいけないのは、引違い窓が下枠に水をためて水抜き穴から排水する前提で設計されているからです。穴を塞ぐと、たまった水は室内側に逆流します。
サッシメーカーは、下枠に水がたまること自体を不具合ではないと説明しています。YKK APのよくあるご質問は、「降雨時に下枠に水が溜まることは、一般的な窓の構造上、水密性能を保持するために必要なことであり、サッシの不具合ではありません」と記しています。
仕組みは「水頭方式」です。YKK APの説明では、引違い窓の多くは「下枠に水をためてその重さを利用することで雨水の浸入を防いだり、排水したりする構造」です。LIXILも、下枠内にたまった水の重力で浸水を押し返し、サッシ枠を越えて屋内に入る水だけを漏水と定義しています。
塞いだ場合の結果も、メーカーが明記しています。LIXILのビル商品取扱い説明書(2022年)は、「防水工事などでサッシ下枠の下側にシーリングを打たないでください。排水孔をふさぐ事になり、水が逆流して室内側へ漏水するおそれがあります」と注意しています。YKK APの取付説明書も「水抜き穴をふさぐと漏水の原因となりますので、モルタル等で絶対にふさがないでください」と記しています。
水抜き穴の手入れは、塞ぐのではなく掃除です。LIXILは「下枠にゴミなどをためないよう時々清掃してください。水抜き穴がつまり漏水したり、戸車が破損するおそれがあります」としています。

自分で直してよい範囲と、DIYで悪化する例
自分でしてよいのは、水抜き穴とレールの掃除、症状の記録、室内の応急処置までです。コーキングの上塗りと穴を塞ぐ行為は、水の出口を塞いで悪化させる例があるため行わないでください。
自分でしてよいこと
- 下枠レールと水抜き穴のゴミを、歯ブラシや綿棒で取り除く
- いつ・どの向きの雨で・どこが濡れたかを、スマートフォンの動画で残す
- 窓台にタオルを置き、床と家具を水から離す
DIYで悪化する例
- 切れたコーキングの上から新しいコーキングを重ねる(増し打ち)。壁内に入った水の出口を塞ぎ、木部の腐りが進みます
- 水抜き穴をコーキングやパテで塞ぐ。下枠の水が逆流し、室内側に出ます
- サッシと外壁の境目をテープでふさぐ。外から入った水が逃げず、防水紙の内側に回ります
窓の四隅のコーキング切れを見つけても、上塗りで済ませないでください。古いコーキングを撤去して打ち替えるのが基本で、2階の窓なら足場が要ります。打ち替えの前に、防水テープや水抜き穴に原因がないかを調べる必要があります。
House Designは目視・ドローンによる現地調査と見積りを無料で行い、赤外線・散水調査の費用は現地でご案内します。散水調査では、四隅・外壁の目地・水抜き穴を分けて水をかけ、どこから入ったかを切り分けます。調査の進め方はこちら
修理方法と費用目安(2026年10月時点)
窓サッシの雨漏り修理は、コーキング打ち替えで済めば数万〜10万円、サッシ交換を伴うと10万〜15万円、外壁の張り替えまで及ぶと130万円以上が目安です。侵入口が四隅のコーキングか防水テープかで、工事の規模が変わります。
| 修理方法 | 内容 | 費用の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| コーキング打ち替え | 古いコーキングを撤去し、サッシ全周に新しく充填 | 打ち替え単価900〜1,200円/m、撤去費1〜3万円。補修全体で数万〜10万円 | ミツモア(2025年)、AllAbout(2019年) |
| 窓の部分補修 | 四隅の切れやすき間の補修、水抜き穴の清掃・復旧 | 4,000〜15,000円 | ミツモア(2025年) |
| サッシまわり部分補修 | 外壁材を一部外し、防水テープと防水紙を張り直して復旧 | コーキング打ち替えに外壁補修を加え、20万円〜 | ミツモア(2025年)、AllAbout(2019年) |
| サッシ交換 | カバー工法(既存枠の上に新しい枠)またははつり工法(外壁を壊して交換) | カバー工法25,000〜100,000円、はつり工法70,000〜150,000円 | ミツモア(2025年) |
| 外壁開口部やり替え | 外壁の重ね張り・張り替えと同時に開口部の防水を作り直す | 重ね張り130万〜200万円、張り替え180万〜300万円 | AllAbout(2019年) |
| 足場 | 2階以上の窓の工事に必要 | 10万〜20万円 | ミツモア(2025年) |
| 原因調査 | 散水調査、赤外線(サーモグラフィ)調査 | 散水5万〜35万円、赤外線10万〜50万円(比較サイト相場) | ミツモア(2025年) |
打ち替えと増し打ちの違いが費用と持ちを左右します。増し打ちは1mあたり500〜900円と安い一方、持ちは2〜5年です。打ち替えは7〜10年持つため、窓まわりは打ち替えを基本にします(ミツモア、2025年)。
はつり工法でサッシを交換する場合は、同時に防水テープを張り直せます。防水テープの施工不良が原因なら、コーキングを何度打ち替えても止まらないため、この工法を選びます。
見積りで確認する点は3つです。コーキングが「打ち替え」か「増し打ち」か、防水テープの張り直しが含まれるか、足場の扱いです。House Designは予算に合わせて3パターンの見積りをご提案します。
【無料】写真1枚で概算をお伝えします
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0467-84-7404House Designに向かないケース・注意点
ご依頼の前に、対応エリア外・保証の対象外・費用がかかる範囲の3つをお伝えします。当てはまる場合は、依頼先の選び直しや事前の確認で手戻りを防げます。
| 項目 | できること | できないこと |
|---|---|---|
| 対応エリア | 藤沢市・茅ヶ崎市(辻堂含む) | 寒川町・鎌倉市・平塚市など周辺地域は通常の対応エリア外です(現地の状況によりご相談可) |
| 保証 | 当社が修理した箇所の再発保証10年 | 別の部位から新たに起きた雨漏り、他社が施工した箇所、調査のみ・応急処置のみの場合は対象外 |
| 費用 | 目視・ドローンによる現地調査と見積りは無料 | 赤外線・散水調査は有料(費用は現地でご案内)。写真からの概算は目安で、確定金額は現地調査後 |
| 火災保険 | 写真・報告書の作成はご相談ください | 保険申請の代行はしません。「保険で無料になる」前提の提案もしません |
サッシ本体の交換や外壁開口部のやり替えは費用と工期が大きく変わります。費用の表は一般相場で、当社の見積りではありません。
藤沢市・茅ヶ崎市で窓サッシの雨漏りと同じ症状なら
藤沢市・茅ヶ崎市(辻堂含む)で窓台が湿る、サッシの角に黒カビがあるなら、屋根より先に窓サッシの四隅のコーキングを疑います。相模湾に面したこの地域は台風時に南からの横殴りの雨を受け、南面の窓は普段の雨では入らない切れ目からも水が押し込まれます。
House Designは雨漏り調査士・一級建築士が在籍しています。散水調査で四隅のコーキング・防水テープ・水抜き穴のどこから入ったかを切り分けてから工事します。雨漏り解決実績99%、再発保証10年で、緊急時は24時間以内に現地へ伺います。
藤沢市の住宅事情と修理の流れは藤沢市の雨漏り修理、茅ヶ崎市の事情は茅ヶ崎市の雨漏り修理のページにまとめています。
窓サッシの雨漏りとコーキングでよくある質問
窓サッシの雨漏りは、コーキングを自分で足せば止まりますか?
止まらないことが大半で、悪化する例もあります。切れたコーキングの上から重ねると、壁の中に入った水の出口を塞ぎ、窓台の木部の腐りが進みます。古いコーキングを撤去して打ち替えるか、防水テープや水抜き穴に原因がないかを調査してから直す必要があります。
サッシの水抜き穴から虫が入るので塞いでもよいですか?
塞がないでください。水抜き穴は下枠にたまった水を外へ出す穴で、塞ぐと水が逆流して室内側に漏れるとサッシメーカーが注意しています。虫が気になる場合は、穴を塞がず、通水性のある市販の水抜き穴キャップを使うか、レールの掃除で対応します。
窓の雨漏りの原因が、コーキングか防水テープかはどう見分けますか?
散水調査で見分けます。コーキングの切れ目に水をかけて再現すれば原因は四隅のコーキング、コーキングが健全で外壁の上から水をかけたときだけ漏れるなら防水テープの疑いです。防水テープが原因の場合は、外壁を一部外す補修が要ります。
藤沢市で窓サッシの雨漏りを見てもらう場合、費用はかかりますか?
目視・ドローンによる現地調査とお見積りは無料です。赤外線・散水調査の費用は現地でご案内します。藤沢市(辻堂含む)・茅ヶ崎市が対応エリアで、オフィスは藤沢市本町にあります。調査後に工事をするかどうかは自由で、相見積りも歓迎です。
雨の日でなく冬の朝に窓台が濡れます。雨漏りですか?
雨に関係なく冬の朝だけ濡れるなら、結露の疑いが強いです。結露はガラスやサッシの室内側に付いた水が窓台に流れる現象で、雨漏りとは対処が異なります。雨の日に濡れ、晴れの日は乾くなら雨漏りです。House Designは両方を確認し、原因に合わせてご案内します。
まとめ
藤沢市・茅ヶ崎市(辻堂含む)の方は、藤沢市の雨漏り修理のページもあわせてご覧ください。
【無料】藤沢市・茅ヶ崎市の雨漏り無料相談
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0467-84-7404参考資料
- 国土交通省・国土技術政策総合研究所「制度施行10年経過を見据えた住宅瑕疵担保履行制度のあり方に関する検討会」資料(2019年3月)
https://www.mlit.go.jp/common/001293372.pdf - 国土技術政策総合研究所「木造住宅の劣化のしやすさと対策を解説したガイドライン公表」報道発表(2017年8月8日)
https://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kisya/journal/kisya20170808.pdf - 国土技術政策総合研究所 国総研資料第975号「建物外皮に着目した木造住宅の劣化対策ガイドライン」(2017年)
https://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0975pdf/ks097509.pdf - ハウスプラス住宅保証「住宅瑕疵担保責任保険 設計施工基準」(2025年4月版)
https://houseplus.co.jp/cms/uploads/32412_49170_kashi_sekkei_sekou_kizyun_20250401.pdf - Housing Tribune Online「住宅トラブルのトップ"雨漏り" 事故多発箇所から対策を考える」(2026年8月6日。住宅リフォーム・紛争処理支援センターのデータを集計)
https://htonline.sohjusha.co.jp/729-046/ - YKK AP よくあるご質問(一般のお客様向け)「強風雨時などに、サッシのレール(下枠)に水が溜まります。」(2026年10月時点)
https://faq.ykkap.co.jp/faq_detail.html?id=8 - YKK AP よくあるご質問(ビジネスのお客様向け)「引違い窓を施錠した状態で、下枠部分から水しぶきが入ってきます。」(2026年10月時点)
https://faq.ykkap.co.jp/pro/faq_detail.html?id=1038 - YKK AP「下枠ノンレール引違い用シャッター(エピソード)取付説明書」(発行年月記載なし、2026年10月時点)
https://cad.ykkap.co.jp/downloads/file/housing/pdf/E07012100.pdf - LIXIL お客さまサポート Q&A「窓・サッシのレール(下枠)に雨が吹き込み水が溜まる」(2026年10月時点)
https://faq.lixil.co.jp/窓・サッシのレール(下枠)に雨が吹き込み水が溜まる-626cd6cb3f0a5200234066b3 - LIXIL「ビルサッシ 集合住宅用 ビル商品取扱い説明書 居住者さま用」(2022年1月)
https://assets.lixil.com/content/dam/lixil-assets/manual/202201/AG90002.pdf - athome「雨漏りの原因は?場所別の見つけ方と放置したらどうなるかを徹底解説」(2026年3月2日更新)
https://www.athome.co.jp/contents/disasterprevention/measures/roof-leak-causes/ - ミツモア「外壁のコーキングとは?工事費用や劣化の判断基準なども紹介」(2025年5月28日更新)
https://meetsmore.com/services/outdoor-wall-painting/media/85755 - ミツモア「雨漏りの症状別 修理費用」(2025年5月12日更新)
https://meetsmore.com/services/rain-leak-repair/media/105609 - ミツモア「サッシ交換費用はいくら?素材別の平均料金とどこに頼むと安くできるか」(2025年4月18日更新)
https://meetsmore.com/services/window-exchange/media/254957 - AllAbout「雨漏り修理リフォームにかかる費用っていくら?」(2019年5月30日更新)
https://allabout.co.jp/gm/gc/376784/
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